睡眠時無呼吸症候群とは?
睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは、睡眠中に呼吸が「止まる・浅くなる・弱くなる」ことで十分な睡眠を取ることができず、日常生活に支障をきたす疾患です。
夜間に繰り返される無呼吸で、血液中の酸素が低下したり、無呼吸ごとに中途覚醒が発生し、体に悪影響を及ぼすとともに睡眠を妨げ日中の眠気を増加させます。
睡眠時無呼吸症候群の原因
SASの病態でもっとも多いのが上気道(空気の通り道)が睡眠中に塞がるまたは部分的に狭くなることで起こる閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)です。
無呼吸症候群による合併症
OSASになると体は睡眠中に酸欠状態になり、少ない酸素を全身にめぐらすため心臓や血管に負担がかかります。この状態が長く続くと、様々な生活習慣病の合併症を引き起こす可能性があります。
米国で、医療保険加入者のOSAS170万人を対象とした報告では、以下の表のように合併症の増加があり、年齢を重ねると循環器系疾患(脳卒中、心不全、虚血性心疾患、不整脈)が増加する傾向にあります。
脳卒中 | 3.51倍 |
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うつ病 | 4.99倍 |
高血圧 | 2.14倍 |
心不全 | 4.30倍 |
不整脈 | 3.26倍 |
虚血性心疾患 | 2.54倍 |
2型糖尿病 | 2.29倍 |
セルフチェック
こんな症状がある方はご注意ください。
以下の7つの質問にお答えになり、点数を合計してください。
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1.5 |
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1.5 |
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1.5 |
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1.5 |
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1.0 |
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1.0 |
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3.0 |
合計が3点以上の方は睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性があります。
まずは検査をおすすめしますので、お気軽にご相談ください。
快適で新しい口腔内装置のご提案
当院では、より快適性と効果を追求したマウスピースを個人個人に合わせて提案しております。
マウスピースの選択肢の一つである上下分離型口腔内治療装置「SomnoDent MAS(ソノムデントMAS)」をご紹介します。
ソノムデントMASとは
患者さん個々の歯列にあわせてカスタムメイドされた装置で、上下歯列にフィットするプレート部分と、その形状で特許が取得された独自のウィング部で構成されています。就寝中にソムノデントMASを装着することで、下顎(下あご)を楽に前に出した状態を維持でき、気道の閉塞を抑制・調整することができます。
快適な装着感
従来の-体型(モノブロックタイプ)の口腔内装置と異なり、上下が完全に分離しているため、装着時の拘束感を軽減し、装着中に口を開いたり、会話や水を飲むこと、咳やあくびも自由にできます。また、内面にはストレスを吸収する軟質レジン(樹脂)を使用しているので、着脱も容易におこなえます。
コンパクト設計
装置は手のひらに乗るほど軽臺コンパクトです。ご家庭だけでなく、出張や旅行などにも手軽に持ち運びができます。
上顎が無歯顎(総入れ歯)でも装着可能
ソムノデントMASには、上顎無歯顎用としてエデンチュラスタイプ(無歯顎用)をご用意しています。
品質管理と品質保証
ソムノデントM A S は個々の患者さんの装置が製造番号(シリアルNo.) によりその品質が管理されています。使用されている材料は、すべて国内で認可された医療機器により製造されています。なお、装置は製造メーカーの保証規定により装着後30カ月間保証されています(紛失や誤った取扱による破損や変形を除く) 。
担当医師
睡眠歯科(夜間の歯ぎしり・食いしばり、いびきや睡眠時無呼吸など)の診療を担当させていただきます葭澤秀一郎と申します。
私は大学院時代より睡眠時の歯ぎしり・食いしばりを緩和するために研究を行ってきました。そして博士号取得後はアメリカのロサンゼルスにて睡眠時無呼吸の研究、診療に携わって参りました。
大学病院を退職した後に、睡眠歯科リサーチセンター東京を創設し、現在は歯ぎしりやいびき・睡眠時無呼吸を中心とした睡眠疾患の診療を専門にし、全国のクリニックと提携をして活動させていただいております。
いびきや睡眠時の無呼吸は全身に大きなダメージを与えます。足りなくなった酸素を供給するために心臓が一晩中過剰に活動し、そのためにわずかな覚醒が起こされ脳も休むことが出来ません。
この疲労が毎日積み重なっていくのです。脳梗塞や心臓病、運転中の事故にもつながります。
我々は歯科での診療のみに固執することなく、地域の医院や病院と連携をとり、患者さんに対し最適の治療方法を提供したいと考えております。
睡眠について不安のある方はどうぞ一度ご相談ください。
睡眠歯科リサーチセンター東京
代表 葭澤 秀一郎
経歴
2013年3月 | 昭和大学歯科補綴学講座大学院修了 |
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2013年4月 | 昭和大学歯科補綴学講座助教 |
2014年~2016年 | University of Southern of California (南カリフォルニア大学)Orofacial pain and Oral medicineに留学し睡眠時無呼吸、睡眠時ブラキシズム(夜間の歯ぎしり食いしばり)を専門に学ぶ |
2018年3月 | 昭和大学歯科補綴学講座退職 |
2018年12月 | University of Texas at San Antonio 補綴科Preceptorship program開始 |
2019年6月 | プログラム修了後帰国 |
2019年7月 | 睡眠歯科リサーチセンター東京開設 |
睡眠時無呼吸症候群について、お気軽にご相談ください。
TEL:092-555-6094
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